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2018年12月21日 (金)

浄められた秋

ゲオルク・トラークル (1887 - 1914)

力強く年が終わる。

黄金のワインと庭の果物と共に

周りの森は口を閉ざし、素晴らしい、

そうして独り者の伴侶となる。

土地の男が言う「良いね」と。

夕べの鐘よ、君らは長く小声で鳴り、

終末に朗らかな勇気を与えよ、

渡り鳥が上空から挨拶している。

恋の優しい時間、

小舟に乗り青い川面を下る。

次々と絵が絵に重なり、素敵だ、

静けさと沈黙のうちに小舟は下る。

Georg Trakl (1887 - 1914/11/03)

Verklärter Herbst

オーストリアのザルツブルク生まれ。欧州大戦勃発の1914年、ポーランドのクラカウにあった陸軍病院でコカインを飲みすぎて死亡。事故か自殺かは不明。

欧州大戦前のドイツ語象徴詩を代表すると言われるが、彼の詩は今日でも評価が定まっていません。Wikipediaより抜粋。

シェーンベルクの管弦楽曲に『浄められた夜 Verklärte Nacht』というのがありますので、真似をして私もこの詩の題をそうしました。

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