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2016年10月14日 (金)

薪の上に腰掛けて、手にはパイプ

マルクアントワーヌ・ドゥ・サンタマン  (1594 - 1661)

薪の上に腰掛けて、手にはパイプ

悲しくも暖炉に肘をつき

両眼は地面を見つめ、魂は切り刻まれて

僕は考える我が運命の残忍さぶりを

希望が僕をその日その日で支えているが、

頑固な痛みに耐える時間を稼ごうとして、

僕の許へ来ては他の運命を約束したりする、

ローマ皇帝より高い地位に上れるという約束。

だがこうした香草に火がとぼされるや否や、

元へ戻った方が僕には良い様に感じられ、

我が退屈をこう言っては紛らすのだった。

「いや、煙草を吸うのと希望に生きるのとで、

大した差があるとは思えない。

何故って一方は煙だし、もう一方は只の風だ。」

Assis sur un fagot, une pipe a la main

Marc Antoine de Saint-Amant (1594 - 1661)

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