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2016年4月 5日 (火)

夏の悲しみ

アラン・フルニエ

夏の悲しみ

この朝、だけど夏だったから

彼女らが白いドレスで笑っているのを見たと信じていた。

そして、だけどこの朝鐘は鳴った

日曜日だったから........

午後の荒れ野の日当りの良い絶望、

埃....沈黙....そして死んだ陽気さの光線、

カーテンを下ろした昼間、冬のように悲しい!

....泣き虫がやって来て、そして疲れて、楽譜を

ピアノ....どこかを...忘れられた女...、すすり泣き....

Alain Fournier  (1886 - 1914)

Tristesses d'ete

1904

アラン・フルニエの残した青春小説『モーヌの大将 ー ル・グランモーヌ』なら読んだ方も多いと思います。意訳して『さすらいの青春』という題で邦訳も出ています。青春小説の傑作世界一だそうですから未だお読みになっていない方にはお勧めします。長くはありません。

第一次世界大戦勃発の年に戦死した作家でした。詩も残していたとは知りませんでした。立原道造に通じる透明感のある素敵な作品ですね。

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