オフィス街の梅
やっと梅が咲きました。例年なら2月中旬には満開を迎える梅が、3週間も遅れて今満開です。2月に湯島天満宮へ行ったときはつぼみも硬い有様で梅見どころではありませんでした。梅が有り難いのはその香りに1年待たないと再会出来ない、季節感というか1年という歳月が実感できるところというか、簡単に年中香りが楽しめない、そこが良いのです。
茅場橋は茅場町交差点から水天宮方面へ向かう新大橋通りが日本橋川にかかるところの橋です。茅場町側の南詰めには花王本社があり、小網町側の北詰にはペンテルの本社があり、一つ川上の鎧橋たもとには東京証券取引所があるといったビジネス街の橋です。子供等あまりいませんから橋たもとの児童公園とは名ばかりで、ダークスーツの会社員が日中ぶらぶらする姿を見かける程度で、あまり人だかりはしません。
北詰ペンテル本社斜め前の児童公園の梅をこの近所では定点観測の木にしていますが、そこが満開になりました。紅梅白梅、香りも自動車の排気ガスに負けずにしっかり匂っています。都会のただ中、オフィス街の自然って良いものですね。写真に写っている水面は日本橋川です。高速道路に天井をふさがれてしまい、長唄に出て来るような、「げに豊かなる日の本の橋のたもとの初霞、江戸紫の.......」という風情は感じられなくなっています。








